【骨粗鬆症って何?】

骨粗鬆症とは、骨の強度が低下してもろくなった状態であり、骨折しやすくなる病気です。骨粗鬆症には、原発性と続発性の2つがあります。

<原因>

骨の強度は(骨の強さ)は、「骨密度」と「骨質」の2つの要因によって決まります。骨の強度は、70%が骨密度、30%が骨質に影響されると言われています。

★原発性骨粗鬆症★

原因となる明らかな病気などがなく、主に女性ホルモンの低下や加齢によって引き起こされるものです。健康な骨の維持には骨の形成と吸収のバランスが大切です。このバランスが崩れると骨粗鬆症になりやすくなってしまいます。

<骨の形成と吸収が崩れる原因>

○加齢に伴うビタミンDや副甲状腺ホルモンの働きの変化

○女性の場合、閉経や加齢により、骨の分解を抑制するエストロゲン(ホルモン)分泌の急激な低下

○無理なダイエットや偏食による栄養バランスの偏り(カルシウム・タンパク質・ビタミンD・ビタミンKなどの不足)

○遺伝的要因

 

★続発性骨粗鬆症★

特定の病気や薬の影響によって二次的に起こります。

○甲状腺機能亢進症やクッシング症候群などの内分泌疾患

○胃切除や吸収不良症候群など栄養に関連した病気

○ステロイドなどの薬剤による影響

○糖尿病などの生活習慣病

2024年04月09日